仮説を建てる

仮定の質問にしか答えはない。

前川喜平は何と闘ってきたのか?

■極端に騙されやすくなった現代日本人。

その影に見る現代人の実務家(プロフェッショナル)を評価する眼力の欠落。

読売新聞が公安のリークとして歌舞伎町の出合い系バー通いを報じたのは、前川喜平の証言を貶めるタイミングであったことは記憶に新しい。

統一教会関係の問題をほとんど問題が無いかのように振る舞う新聞社やテレビ局が存在する。20年前には考えられなかった事だ。統一教会が宗教でありながら人の人生を喰らう超危険詐欺集団である事はこの国のタブーとして民衆には周知の事実である。

マスメディアには、クレーム攻撃や有形無形の情報操作に晒されて、報道の自由が暴力で抑え込まれる事態が続いている。しかし、フジサンケイ系列のヘタレぶりはそれだけでは説明がつかない。ロシアのスプートニックとの提携あたりからかと思っていたが、そうではなく、世界日報、ワシントンタイムズとリンクするあたりからだったようだ。つまり統一教会による新聞社内部からの汚染である。

安倍晋三という人物が命をも落とす事になった決定的に彼に欠落する能力は、「実(中身)を見抜く能力」だったと思われる。気の良い人物だったが、それゆえ、近づいてきた人間を査定し除ける能力は欠落していた。これは4〜50代の成人男性に最近よく見るタイプである。同質感を与えるそれゆえ、それなりの人気があったのだと分析できる。

質の高いエンジニアを多く養した日本は技術立国として確立したが、決定的に足りなかったのは実のあるマネジメントを差配できるディレクターやプロデューサーだった。彼らの欠乏により日本はイノベーション能力に欠け、二流に甘んじた。これに対する答えとしてゆとり教育が始まったが、このゆとり人材を財界は使いにくい新人類としてパージした。以後財界は教育に、扱いやすい人間の排出を求め全体教育を欲した。今の4〜50代はゆとりの前期に当たり、自己決定を求められたり、隷従を求められたりする不安定な処遇(ロスジェネ)を受けて育ってきた。故に、総合職は卓越したエンジニアとしても磨かれず、良きマネジメントの構えも磨かれず、「なんとなくうまくやる」事だけが評価対象となった。それゆえ、そういう人間がディレクトした物は実の部分が充実することもない。空洞のアベノミクスはやってる感が要で有り、他は何もない。従来の経済政策とさしたる差が無い。革新的要素イノベーションがゼロなのだ。故に負けた。これは現代社会の至る所で見られる手詰まり感そのものである。才有るマネジメントの奇策が本当は必要なのだが、それが枯渇している。しかも今の教育は、右をむかされて右を向く家畜の様にお行儀の良い子を大量生産する、カルト教育が指導要領に記され、それを教師に生徒に強制することを是とし始めている。これは恐ろしい退化の道だ。

気がつかなかったが、統一教会から公教育を守る闘い、子どもたちを洗脳から守る闘いがそれ以前からあったという事だ。