仮説を建てる

仮定の質問にしか答えはない

差別主義ではない差別主義者たちの時代だとすると

■白人至上主義者はいないとトランプは断言する。しかし、選挙中彼は彼らの票を集めている。彼によれば壁を作るのは、移民労働者を悪徳巨大企業から守る為らしい。

反動主義者と呼ばれる者は、「あるべき姿は反対の姿」である事を知っている。「してはいけないからする。」という天邪鬼が原動となっている。つまり正しい事を知っている。

何故そうなるのか?この世界は何をやっても自分には利さない。害も及ばない。と思っているからだ。トランプの誕生は、オバマですら、なんともならなかったという憤りから来ている。この世界は1%のオリガーキーが富を独占していて我々の生活は全く良くならない。

さて考えてみよう。

1、1%のオリガーキーは中世の愚王のように贅沢の限りを尽くし悪政を行なっているか?

実はシステムの進化により、中世より実害が減っているのではないだろうか?

いや、化学物質汚染や訴訟により自体はより深刻かつ悪質なになっているか?

2、我々の生活は良くなっていないか?

確かに一般人は家業を継いで財産を元手に楽な暮らしをしたり、華やかなパーティーを駆け回る生活は手にすることはできない。メディアに出ることも楽しい仕事に就くのも夢のまた夢だ。

しかし、生きる為の最低限の生活は保証されその生活も少しずつ改善されてきていないか?

 

中世より良くなったとすれば、人権意識の誕生と周知と議会制民主主義だ。中世に似た機能は存在していなかったとは思わないが、この二つは確実に進歩した。

以上を考えると自暴自棄や、自殺に及ぶのは時期尚早ではないだろうか。

しかしもう一つ、ここでこの流れの中で議会制民主主義を守り抜けるのかという問題が登場する。

「神の見えざる手」信仰により、「市場に任せておけば万事上手くいく」と考えている人々が多くないか?競争至上主義者、リバタリアンとも違う、選挙に行かないでプロにお任せだ。

自分のプライバシーが完全に侵略されても、どうしようもない。カード会社や政府が悪いようにはしないだろうとプロにお任せして信じる。しかし、プロが顧客を裏切る状況の変化は必ず起きる。

何をしても無力、その抜け道として、大きな力を持つオリガーキーや企業や組織に擦り寄る行為を徹底して生きる。テレビ芸人にその枯れた態度をみることが出来る。指原莉乃松本人志はそれを体現してみせる。4k8kの時代に入って、すごいと思うことは、「目が笑っていない」が見えるようになったことだ。

「良き顧客であろうとする」で市場を安定化させる行為が行き過ぎて、無力感を感じる人々をさらに強迫観念で縛る事態に至った。

差別主義ではないが常に上がいてその見えない姿に怯えて生きる。保護主義ではなく、守りに徹する、極度の自己防衛主義、あるいは防衛恐怖症的な何か。

これでは経済成長も明るい未来もないだろう。