仮説を建てる

仮定の質問にしか答えはない

毒親と、毒親と呼ぶ毒子

■近代都市では家族は作れないのではないだろうか。

初期の共産主義の要は家族からの独立、家族からの自由になる事を求めている。中共はこの部分の解釈が大分違っているようだ。それを言い出すと中国の田舎で社会主義はそもそも成り立たんだろうから当然だ。そもそも平等と家族は対立しないから切り離せる。

元来人間は群の動物な気もするし、単独の動物の様な気もする。どちらの方が自然なのか?

周囲に居る同世代の多くの人が、親を憎んでいて、父母とコミュニケーションもとらず実家に電話もかけない。そのくせ自分の子供とポケモン取りでデレデレしている。彼らが子から捨てられる姿が目に見える。実際そうなり始めている事例も伝え聞く。DVが連鎖するのと同様、嫌悪も連鎖する。それは態度を180度変えても同じ事なのかも知れない。殴られて育った子供が子供を甘やかして育てても失敗する。根本を見つめなおさない限り連鎖する。本当は親との関係を正しく修復する事から始めなくては、子の教育は成功しない。

しかし根本的に、親と子、三者だけの関係で正しく機能するのか?本来家族とは、父母の他に、兄弟、姉妹、祖父、祖母、母方の祖父、母方の祖母、叔母、叔父、従兄弟、従兄弟の子供…それらが沢山いて、その中に障がい者や、時々現れる正体不明のおじさん、など多種多様な人々が居るのが家族帯だった筈だ。ほんの100年ぐらい前まで。それがたった数十年でたった三人の群に分割されてしまった。適応出来るわけがない。

そもそも家族が3LDKに3~4人で「変質者には気をつけなさい」と口うるさく言われ、人がまともに育つのだろうか?脳に萎縮は生まれないのか?

現代人が抱えるうつ病や自己嫌悪、やる気の喪失、思考力の扁平、性的後退、原因はわからない。しかしそれが大きな社会の形態から生まれる問題だとすると、次のような原因が考えられるのではないだろうか?

1、公害(電磁波や化学薬品など)

2、資本主義と競争社会

3、教育

4、家族

実は家族がバラバラになった結果が2〜3世代かけて人々に変調をきたしているのかもしれない。

あまり頭を使っていると思えない人々までもが、宗教を背景にする保守的な家族主義団体、世界家族会議やその日本支部である日本会議に絡め取られていく背景には、本能的な力学が働いているのだとするとそういうことかもしれない。

天皇や国といった幻想の家族に一方的な依存をして問題を打ち消してしまうと、後の世代が苦しむことになる。

親を憎むのは誤りだ。和解しなくてはならない。どうしても理解できない相手だったら間に人を挟んででも、同じ飯を食って同じ時間を過ごす。認めることができなくとも、和解しなくてはいけない。認められないものを認めることができれば、全ての人と和することが出来る。もう自分の引いた線に惑わされなくてよくなる。許す事だ。

しかし、その為には東京の土地と家は何処も狭すぎる。

都市、そのものを破壊しなくてはいけない。